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【第15回】スピリチュアルと幸福な人生の関係(2009年5月21日)
こんにちは、ワタナベです。今回のメルマガは、今流行のスピリチュアルと幸福な人生の歩み方との関係について私なりの考えをお話してみたいなと思っています。
実は私は子供のころから、かなり信心深いほうです。森羅万象に神がいると信じ、色んなものに手を合わせている子供でした。大きくなってからは聖書を25年間愛読し続けてきましたし、まさに神様は自分の人生にとって、とても身近な存在として意識して生活してきました。
あなたは信心深いほうでしょうか?それとも全く信じないほうでしょうか?最近のスピリチュアルブームで、多くの若い人も関心を持っていらっしゃるようですが、あなたはいかがですか?
ただ、心理学の分野でも、変性意識を利用したトランス状態によって、霊的体験と同じ状態をつくることができることが証明されていますので、この話題に関しては、信じない方の意見を否定するわけではありませんし、私の意見を押し付けるものでもありませんので、その点をご理解いただきたいと思います。
では本題に入っていきたいと思いますが、私は、神様の存在を信じているほうではあるものの、それと共に、スピリチュアル的なことに傾倒しているから、大好きだからと言って、幸せな人生を必ず歩めることとは、イコールにはならないと思っています。
なぜなら、幸せで、満足のゆく人生を送る上で、必要不可欠な要素として、「自分の人生の責任を自分で負うことを決意している、そして自分の歩みをしっかりコントロールできる」ということがあげられるからです。
人間には、自分よりも強い存在、大きな存在に頼ることで安心感を得たいという気持ちが、誰にでもあるものです。日本は古代から神の国と言われている通り、時代を神と共に生きてきましたので、より身近に感じやすいのかもしれません。
例えば、日本古来の宗教である神道は、元々は自然崇拝だったものが、時代と共に徐々に神そのものも形を変えながら、人々の人生に密着した形で発展してきましたが、それが現代では、また少しずつ形を変えながら、「スピリチュアルな世界観」という形で、より現代人にとって受け入れられやすい形で普及してきているのかなと思います。
しかしながら、もしあなたが、スピリチュアルな事柄を「ただすごいから」という理由だけで、ちょっとスピリチュアルな人からの意見などを、盲目的になんでもかんでも受け入れてしまうならばもしかしたら、それはとても危険な考えをしていることになるかもしれません。
なぜなら、その「結果」に一喜一憂してしまい、不安でしょうがなくなって、感情が支配されてしまい、結果として、地に足のついていないフラフラした、不安定な人生を送ることになりかねないからです。
では、どうすればいいのでしょうか?そうです、冒頭でお話した通り、基本的に、全て自分の人生は自分でコントロールしているということが重要です。
江原さんも、「スピリチュアルな力に、自分を支配されてはいけない、自分でコントロールすべきです。」と述べているように、自分の人生の決定や生き方など、全てにおいて、自分の意見なくして、盲目的にスピリチュアルな世界により頼む姿勢はしないほうがよいと思います。
スピリチュアルな表現で言えば、今生は修行の場であるわけだから、全ての人は今の人生を自分で選択して歩んでいく努力をしなければならず、全ての意思決定の答えをスピリチュアルな世界に求めるべきではない、ということになります。でなければ、人の言うとおりに歩んでいるだけでは、修行にならないからです。
それよりも、私たちが運気を上げ、いつも良い波動を自分の周りに満たすためにできることは、あなたもご存知の通り、とてもシンプルなことです。
スピリチュアルな能力があるとか無いとか、関係なく、どんな人でも共通して実行できることです。それは、周りに感謝する心をもち、言葉に表すこと。いつもニコニコ笑顔を絶やさないこと。他の人の幸せを心から願うことができること。
そうしたことをいつも行っている時に、スピリチュアルな力もフルパワーで後押ししてくれるというものでしょう。
ちょっと余談になりますが、実際に、スピリチュアルな人と呼ばれる人の中にも、自分の感情や意思決定をコントロールできていない人もいます。それは、そういう霊的な力を自分でコントロールできていないということかもしれません。
ですから、全ての人にはエネルギーがあるわけで、それは自分でコントロールしていかなければならないものです。
ではちょっとNLPの視点からもお話ししてみたいと思うんですが、私たちは、現実社会で生活しながらあらゆることを経験し、五感で感じながら、自分の世界を脳内に作り上げています。
五感というのは、視覚、嗅覚、触覚、味覚、聴覚です。この服は好きだけど、あのファッションは苦手とか、昨日食べたランチはおいしかったけど、この前のイタリアンはいまいちだったな、とか、または仕事上の決定、家族内の決定、友人関係、趣味、好みなどなど、あらゆる決定事項は、全て五感を通して蓄積されたデータベースを元に決定されていきます。
ところが、この五感、時にはとても曖昧なものになります。自分の感情次第で、どうにでもなったりします。
気分が悪いときは、食事もおいしくないですし、味覚もあまり感じません。人の話もうつろで、あまり聞こえなかったりと、かなり脳のフィルターが変化しやすいです。
ですから、自分のデータベースによって作られた世界というのも、かなり曖昧で、本当の真実ではないことがとても多いんです。
で、こんなときに使えるのが、第六感と呼ばれるものです。これは鋭さに差はありますが、人間なら誰しもが持っている、直感です。
違う言い方だと、ハイヤーセルフとか、潜在意識の声などと言ったりしますが、要は、答えは自分の中にある、というものが基本になっています。
しかも女性は、脳の構造上、男性よりも直感が鋭くできているようです。今日はなぜか気が乗らないからやめたとか、たまたま気になったのでお店に寄ってみたとか、そういうのって、結構良い結果になったりするのをあなたもご経験があると思います。
ですから、先ほど述べた良い波動を作り出すための3つの方法に加えて直感を用いて、内なる自分に聞きながら物事を進めていけば、必ずあなたにとって良い選択ができるはずですし、最善の結果になると思います。
そして、スピリチュアルな力や助言者はそれのお手伝いをしてくれているのです。全ては、自分の人生をよりよくするための、意思決定の助けであるべきです。そうです、補助という位置づけなんですね。それがメインになり、心を支配されてはいけないのです。
では、あなたの人生の目標はなんですか?何のために生き、あなたはこれからどこへ向かっていくのでしょうか?あなたにとっての人生の成功って何でしょうか?
ジョセフ・マーフィーはこんなことをいいました。「人生最高の幸福は何でしょうか。それは富でも名誉でもありません。自分のしたいことを見つけ、それに取り組むことです。人はそれを「生きがい」と呼んでいます。」
とてもシンプルですが、これが真実の言葉だと思います。是非これからも、自分のしたいことを続けて楽しんでいきましょう。
天才と呼ばれる人には、一万時間の法則というのがあるそうです。一万時間を同じことに注ぐだけの情熱と根気と努力があってこその素晴らしい結果を生み出し、「天才」として名が残るのだそうです。
私たちは「天才」になれなくても、そのくらいの情熱を注げるものを見つけ、楽しんで続けていくことができれば、それはまさに「生きがい」となって実り豊かな楽しい人生になることと思います。
というわけで、あなたの人生がますます楽しいものとなるように、そしてそのヒントとなるように、「美人になる方法」のブログもがんばっていきたいと思いますので、今後とも宜しくお願いいたします。では、ありがとうございました。
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